●1759　川島織打掛　白地金柄慶賀能寿紋

京都高級織物の一つ
「川島織物」の打掛になります。

川島織物ならではの鮮やかな金糸を使用した旬欄豪華な色打掛です。
金糸をふんだんに使いおめでたい色打掛は、ゴージャスな会場にも負けない存在感で花嫁様を引きたてます。
鮮やかな金糸で織り成す文様からは、おめでたい柄が凝縮され格調と迫力を感じます。

●文箱は、手紙などの書きものを入れておく蒔絵の箱を図柄にしたものであり、優雅さを象徴する柄とされています。 
結び文は、文を折りたたんで結んだ形をデザイン化したものです。 
平安貴族が恋文にも使ったことから優雅さ・華やかさを意味しています。

●雲取り（くもどり） 空に雲がたなびく様子を輪郭線や鮮やかな色柄で表現しています。 
神秘的に色や形を変え、龍や神様が住んでいるとされていた雲は、瑞祥や運気上昇のしるしとして尊ばれています。

●雲取りの中の亀甲模様は、松竹梅や宝尽しと同様、世界を祝い、幸運を祈る吉祥文様です。

●雲取りの中の七宝模様（丸い柄）は、人と人の関係が無限につながっていく、また子孫繁栄で家が大きくなっていくという意味がこめられているといいます。

●扇子の模様は、「末広」ともよばれ、開運や商売繁盛の象徴です。 扇面におめでたい柄が描かれることも多いです。

●「鼓」は祭や宴会の鳴り踊り楽しげな雰囲気をイメージさせます。
 鼓の文様は、「美しい音色が鳴る」という意味と「見事な実がなる」という意味にかけて、「豊作」を意味する吉祥文様として昔から好まれています。