●2965　友禅黒地打掛
松竹梅の模様を基本した塩瀬生地の友禅打掛です。
梅の散らし方で全体の雰囲気を可愛らしくしております。
友禅染の色打掛では、中にお召しにの掛下を色ものにアレンジしても、ごたつく感じがなく、すっきりした印象で着ることができます。

メインに描かれている梅は、厳寒の中でどの花よりも先駆けて咲くことから、逆境に耐える力を与えるとされている模様です。
また、梅＝「産め」という掛詞から、伴侶を迎え、子孫繁栄を願う結婚の儀式で花嫁が着る打掛にもよく使われる柄です。

※こちらは手描き友禅の色打掛になります。
手描き友禅の特徴は手描きならではの細やかなニュアンスや、線の細さです。 また、同じ物を大量に作ることは難しく一点物がほとんどになります。
手描き友禅の制作工程は主な工程だけで９つあり、そのすべての過程で熟練の技術が求められ、 一点一点、根気と時間をかけて仕上げられる手描き友禅は、それゆえに高い価値を誇ります。